本学理工学部の黒沢則夫教授、国立極地研究所生物圏研究グループの佐野雅美特任研究員（研究グループの代表）、真壁竜介助教、小達恒夫教授、東京海洋大学海洋環境科学部門の茂木正人准教授で構成される研究グループは、形態の維持が良好で、プランクトンなどの脆弱な海洋生物の固定・保存にしばしば用いられている「ルゴール液」（ヨウ素ヨウ化カリウム液）が、現在の海洋生態系研究で主要な研究手法である遺伝子解析や窒素・炭素安定同位体比分析目的での試料保存においても、長期にわたって有効であることを実験により示しました。

• 【掲載誌】 Limnology and Oceanography: Method
• 【論文タイトル】Effects of Lugol’s iodine on long-term preservation of marine plankton samples for molecular and stable carbon and nitrogen isotope analyses
• 【著者】佐野雅美（※）、真壁竜介、黒沢則夫、茂木正人、小達恒夫　（※）責任著者
• 【doi】https://aslopubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/lom3.10390