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2015年03月27日

震災の意味はまだわからない。それでも私は、愛するアフリカ、そして愛する石巻に貢献する!

創大Days編集部

阿部 薫子 文学部 2015年3月卒業
 1年生の春休み、「自動車の免許を取りに帰っておいで」、その一言に、心躍らせ故郷の石巻に戻った阿部さん。今から4年前の3月11日(金)14時46分、阿部さんは教習所の教室にいました。すぐ隣の教室は屋根ごと落ちていました。すぐさま、教習所の車に乗せられ、家に送られる途中、教官が排水溝から溢れる水を見て、「これはだめだ!」と教習所に引返し、後は少しでも高いところへと逃げていったそうです。阿部さんは、教習所にいた女の子たちをまとめて、高台にある母校の高校へと避難。家族とは5日間会えなかったといいます。実家は、あの“がんばれ石巻”の看板に近い場所、祖母の家はまさにあの看板の並びにありました。幸い全員無事。あれから4年。「全てのことには意味があると言いますが、私は今でも意味を探しているところです」と口を開いた阿部さん。震災の意味を探しながら、GCP(グローバル・シティズンシップ・プログラム)、アフリカの交換留学、石巻の母校でのボランティアに挑戦。成績優秀者、シュリーマン賞、ダ・ヴィンチ賞、そして卒業式では、インド・創価池田女子大学世界友情賞を受賞と、もがきながらも走り続け、多くの結果を残した阿部さんに話を聞きました。
GCP:「地球市民」を育成するための学部横断型プログラム。全ての授業が英語で行われ、読解力、ライティング能力、論理的思考力、ディスカッションやプレゼンテーションの技能などを磨く。全員が海外短期研修に参加。開発途上国で諸問題について英語で講義を受け、貧困地域の学校や施設を訪問し、理解を深める。データ分析など数学の科目も重視されています。
ページ公開日:2015年03月27日


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