創大Days

  • Tag:
  • 丹木の歳時記2024 如月(三)

2024年02月28日

丹木の歳時記2024 如月(三)

創大Days編集部

かつて「万葉の家」があった場所の近くに緑青(ろくしょう)に覆われ、判読不能となった銅板があります。何が書かれているのか知りたくなって磨いてみたところ、以下の通り、「万葉の池」の説明文だと分りました。「この池は、自然の湧き水を源としてできた池である。この湧き水は、多摩地域の銘水として有名であり、今でも夏になると蛍が飛び交う貴重な場所となっている。この池には、スペースシャトルで宇宙に行った宇宙鯉の兄弟鯉が泳いでいる。また、この裏山には、縄文時代から中世にわたる遺跡群(大町遺跡)があり、最近その遺跡から土器、石器類及び住居跡が発掘されて話題になった」。宇宙鯉とは、1992年にスペースシャトル「エンデバー」で毛利衛さんと一緒に宇宙に行った鯉のこと。愛知県弥富金魚漁業協同組合でこの宇宙鯉と共に生まれ同じ池で育てられた21匹の兄弟鯉が創立者の下に届けられ、本学の「文学の池」と「万葉の池」、創価学園の「友情の池」に放たれたのでした。となると銅板の設置は1992~3年頃と思われます。かつての「万葉の池」に鯉の姿はありませんが、「文学の池」の鯉の中には兄弟鯉の子孫もいることでしょう。
「丹木の歳時記」への感想はこちらまで

E-mail:publicrelation@soka.ac.jp
Facebookの「いいね!」やツイートも執筆の励みになります。

Instagramでも丹木の里の四季折々を紹介しています。創価大学公式アカウントはこちらから
ページ公開日:2024年02月28日


  • HEADLINES
  • 創大Days
  • 創大Lab.
  • 広報誌「SUN」