高校時代の私

関西創価高校では女子バスケットボール部に所属していました。勉学はそこそこ、バスケットボールにすべてを捧げ、仲間とともに切磋琢磨しながら学生生活を送っていました。高校3年次の担任の先生との出会いをきっかけに勉学も頑張ろうと思うようになりました。その頃から自身の将来を真剣に考えると同時に、学年の中でも平均ぐらいだった成績を学年30位以内に上げることもできました。私の可能性を信じ、期待してくださった先生に今でも感謝しています。バスケットボールを通して身に付けた忍耐力、勉学への挑戦を通して努力することの大切さは、大学生活の中でも大いに活きたように思います。

経営学部に入学した理由

高校2年次に創立者池田先生との出会いがありました。その際に、「お母さんとお父さんにくれぐれもよろしく。世界が待っているよ」とのご伝言をいただきました。この出会いをきっかけに、もともと管理栄養士の夢を追いかけ他大学の受験を決めていたものの、「やっぱり創価大学で学びたい」と思い、創価大学への進路を決めました。創立者との約束を果たすために語学に挑戦したいという思いと、将来は、食品関係の会社に就職希望であった為、どちらの目標も達成できそうな経営学部のグローバル・ビジネス・リーダーコースに魅力を感じ、入学を決めました。

経営学部の学びで得られたこと
創価大学経営学部で一番学んだことは「人間主義経営」という思想であると思っています。様々な授業やガイダンスを通して「人間主義経営」という言葉を耳にしてきましたが、入学当初の私は「人間主義経営ってよく聞くけどなんだろう？」と疑問に感じていました。創価大学経営学部の人間主義経営の本質を知りたいと思い、大学2年次に思い切ってベトナムで行われるビジネスインターンシップに参加しました。このインターンシップは他大学から約30人参加し、2週間、ベトナムのホイアンという地で、様々なお店の店舗改良や新商品の開発など、自分達の力でお店を拡大していくというプログラムになっています。初対面の人と、共にビジネスについて思考するということは決して簡単なことではありませんでしたが、私はこのビジネスインターンを通して、「人間主義経営」という言葉の意味を自分なりに理解することができました。それは、“どこまでも目の前の一人を大切にする”ことです。ビジネスをするにあたって、自分だけの利益、目先の利益だけを考えていては何も生まれないことを痛感しました。徹して目の前の一人の人の幸せのために行動していくことが、人間主義経営に繋がると確信することができました。人間主義経営という言葉の意味を自分なりに考えることで、それからの学生生活は充実した学びを得ることができたと感じています。来春からは新社会人として働くことになりますが、この精神を忘れずに頑張っていきたいと思います。

今後の抱負

2021年4月よりお菓子の専門商社への就職が決まっています。この時期での就職活動でオンライン面接など例年とは異なる就職活動ではありましたが、創価大学で学んだことを最大限に発揮し、第一希望の会社に就職できました。創価大学に送り出してくれた両親に感謝の気持ちでいっぱいです。また有難いことに、創価大学からの採用が初めてだということで、自分自身が創価大学のパイオニアとして、後輩の道を切り拓いていきたいと思います。私の後に入社してくる後輩を心待ちにしながら、老若男女すべての人に愛されるお菓子を世に出せるよう頑張っていきます。

受験生へメッセージ

新型コロナウイルスの影響でなかなか思うような日々ではないと思いますが、すべてのことに必ず意味があると思います。私もこの学生生活、悩むこともたくさんありましたが、「冬は必ず春となる」との言葉を胸に、自分自身を信じ、どんな困難をも乗り越えてきました。その結果、”今”があると思います。”今“の課題にしっかりと向き合えば、必ず明るい”未来”は待っています。一人一人がかけがえのない存在で、無限の可能性が秘められていることをどうか忘れないでください。いつも近くで支えてくれる親族や友人への感謝を忘れずに、悔いない一日一日をおくってくださいね。創価大学への進路獲得を応援するのはもちろん、これから皆さんが自分にしか歩めない使命の道に歩まれることを応援しています。

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