フィンランドで開催された欧州教育研究学会(EERA)の年次総会で、本研究所初となる6カ国の研究者で国際共同発表を行いました

国際共同発表の様子

欧州教育研究学会(European Educational Research Association:EERA)が主催する年次総会、ECER(European Conference on Educational Research)が、2026年8月18日から21日に渡って、北欧フィンランドのタンペレ大学で開催されました。年次総会は、「知と行動:教育研究の変容する条件と新たな可能性」をテーマに、欧州、北中南米、アフリカ、アジアなど83ヵ国から3,800名を超える研究者、教育関係者、行政機関の代表等が参加し、4日間で1,000を超えるセッションが行われました。

年次総会(ECER)1日目の開会式に続く分科会では、「サステナビリティと世界市民を育む教育―カリキュラム、教授法、そして多様な知のあり方」と題し、本研究所初となる6カ国の研究者による国際共同発表が行われました。はじめに、座長のアメリカ・ニューヨーク市立大学のナムラタ・シャルマ客員教授によりセッションの趣旨が紹介され、スペイン・アルカラ大学のアナ・バレラ准教授が「複合的危機の時代における価値創造と教育者の能動性:教育イノベーション修士課程の知見」と題し、価値創造教育とアルカラ大学の修士課程教育を論じました。

 次に、本研究所の渡辺哲子所員が、「持続可能な共生のための世界市民教育:UNESCO 2023年教育勧告と池田教育提言の実践」と題し、ユネスコによる教育勧告と創立者池田先生の環境提言が、異なる背景をもちながらも、世界市民教育や持続可能な共生に向けて共通の理念を示している点について人間主義の視点から論じ、本研究所主催の「創大生と深める創価教育」を紹介しました。

 さらに、フィリピン師範大学のロウェナ・ヒバナダ教授が、「高等教育における世界市民教育と持続可能性のためのコミュニバーシティ構想」と題して、大学と地域社会が協働し共に学び価値を創造する場を意味する概念である「コミュニバーシティ」について論じました。その後、指定論者である、フィンランド・オウル大学のエリナ・レフトマキ教授とポーランド・ワルシャワ大学のマグダレナ・クレタ=フルボイ教授が、価値創造教育に関する今後の研究活動と地域および地球的規模の連携に関して考察を述べ、会場の参加者と質疑応答を行いました。

国際共同発表した渡辺所員は「長く研究活動を行ってきた欧州で、各国の研究者とチームを組み、創立者池田大作先生の提言について発表させていただき、世界中の研究者と交流を重ねて創価のネットワークを広げられたことに心から感謝しています。今後も自身の研究に真摯に取り組んで参ります」と述べました。

年次総会初日の開会式
登壇する渡辺所員
国際共同発表を行った6カ国の研究者
会場のフィンランド・国立タンペレ大学


 

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