創大Days

2021年05月24日

丹木の歳時記2021 皐月(四)

創大Days編集部

二十四節気の「小満」を迎えました。草木が生い茂り、万物が精気に満ちあふれる頃です。この時期、沢山の白い花が辺り一面を覆っている場所を見上げると、エゴノキの花が咲いています。エゴノキにはエゴツルクビオトシブミという小さな虫がやってきて葉をくるくると巻き、その中に卵を産み付けて切り落とします。これを「落とし文」を呼びます。オトシブミの幼虫はゆりかごでもあるエゴノキの葉を食べて成長します。一方、カラムシという植物にやってくるのはラミーカミキリムシ。江戸時代、ラミー(カラムシの近縁)という植物にくっついて中国大陸からやってきた外来種です。アカシジミの幼虫はクヌギやコナラなどを食草とします。丹木の森では様々な昆虫の活動も活発化しています。
「丹木の歳時記」への感想はこちらまで

E-mail:publicrelation@soka.ac.jp
Facebookの「いいね!」やツイートも執筆の励みになります。

Instagramでも丹木の里の四季折々を紹介しています。創価大学公式アカウントはこちらから
ページ公開日:2021年05月24日


  • HEADLINES
  • 創大Days
  • 創大Lab.
  • 広報誌「SUN」