創大Days

2022年05月31日

丹木の歳時記2022 皐月(四)

創大Days編集部

毎年5月になると、いつ彼女に会えるかと気もそぞろになります。ピンクのドレスを身にまとい、すらりと背筋を伸ばしたエレガントな佇まいは貴婦人のよう。会う度にその美しさに心を奪われ、しばし見とれてしまいます。彼女の名は紅花山芍薬(ベニバナヤマシャクヤク)。東京都のレッドリストでは絶滅危惧ⅠBに分類されている山野草です。雑草が生い茂っていたキャンパスの一画を手入れし、分けてもらった種や苗を植えました。種から育てると開花まで7~8年はかかるようですが、待つこと5年。漸く最初の花が開花しました。以来毎年咲いてくれています。開花後2、3日で散ってしまうはかない命。次に彼女に会えるのは1年後になります。その日を目指してせっせとその一画の手入れに励んでいます。
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ページ公開日:2022年05月31日


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