新年を迎えたキャンパスでは、寒風の中で紅白の梅が開花しています。黒鉄黐(クロガネモチ)の実をついばみに来たのはシロハラ。冬になると日本にやってくる渡り鳥です。飯桐(イイギリ)の木にやってきたのはヒヨドリ。実をとった後、一度くわえ直して食べるという習性があります。野鳥の習性と言えば、モズの速贄(ハヤニエ)はご存知でしょうか。肉食のモズは秋から初冬にかけて昆虫やトカゲなどを木の枝に刺しておき、餌が少ない冬場に備える習性があります。繁殖期には速贄を沢山食べた栄養状態の良い雄ほど、雌を獲得しやすいそうです。速贄はいわばモズの保存食兼栄養食。そうした観点から見れば、木の枝に刺さり尊い犠牲となったカメムシ君も決して無駄死にではなかったと言えるでしょう(笑)。
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ページ公開日:2023年01月11日