創大Days

2024年03月07日

丹木の歳時記2024 弥生(一)

創大Days編集部

桃の節句を過ぎ、漸く春らしい陽気になったかと思えば、冬に逆戻りしたような寒さに凍える三寒四温の季節。「春に三日の晴れなし」の言葉通り、この先の予報でも晴れは長続きしないようです。先週降った雨の影響か「文学の池」の水嵩が増え、漸く通常と同程度に戻りました。池のほとりの石の上にはカワセミの姿も。小魚でも狙っているのでしょうか。春の足音を探しながらキャンパスを歩いてみると、早くも土筆(つくし)が顔を出していました。「ツクシ誰の子、スギナの子」というように土筆は杉菜(スギナ)というシダ植物が胞子を飛ばすために出す胞子茎。一本の土筆から出る胞子の数は100万個以上だそうです。土筆はいわば菌類にとってのキノコのような役割を果たしていると言えるでしょう。胞子は風に乗って飛んで行き、落ちた先で杉菜として発芽します。まもなく迎える卒業式では創大50期生、短大38期生が本学を飛び立っていきます。それぞれが着地する新天地で立派に根を張り枝葉を茂らせ、やがては大木へと成長して頂きたいものです。
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ページ公開日:2024年03月07日


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