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2019年05月13日

丹木の歳時記2019 皐月(二)

創大Days編集部

ラン科の植物の多くは地中の菌根菌と共生しています。日本在来の野生の蘭である金蘭(キンラン)や笹葉銀蘭(ササバギンラン)も同様です。人工栽培は難しく、菌根菌を通してコナラなどの樹木の根と養分をやりとりしているため、他の場所に移し替えても長くは生育できません。乱獲や里山の減少などでその数を減らし、絶滅危惧種に指定されています。最近の国連の報告書に寄れば、世界で100万種もの動植物が人間の活動の影響で絶滅の危機に瀕しているとのこと。国連が掲げる目標であるSDGs(持続可能な開発目標)の17項目の一つに「陸の豊かさも守ろう」があります。金蘭や銀蘭を育む貴重な生態系を保全していることも、SDGsへの本学の取り組みの一つと言えるでしょう。
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ページ公開日:2019年05月13日


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