創大Days

2020年05月07日

丹木の歳時記2020 皐月(二)

創大Days編集部

新緑の季節にはラン科の花も見られます。金蘭(キンラン)、熊谷草(クマガイソウ)、海老根(エビネ)は環境省レッドリスト2020で絶滅危惧II類(VU)に指定されています。これは「絶滅の危機が増大している種」を意味します。東京都のレッドデータには銀蘭(ギンラン)や笹葉銀蘭(ササバギンラン)も掲載されています。金蘭や銀蘭は樹木の根に生息する菌根菌と共生しているため、株だけを他の場所に移し替えても生息できません。つまり生息環境そのものを保存することでしか貴重な種を保護することはできないのです。本学では生息場所の下草の刈り取りなどを通して、絶滅危惧種を保護する取り組みを行っています。
「丹木の歳時記」への感想はこちらまで

E-mail:publicrelation@soka.ac.jp
Facebookの「いいね!」やツイートも執筆の励みになります。

Instagramでも丹木の里の四季折々を紹介しています。創価大学公式アカウントはこちらから
ページ公開日:2020年05月07日


  • HEADLINES
  • 創大Days
  • 創大Lab.
  • 広報誌「SUN」