創大Days

2022年11月24日

丹木の歳時記2022 霜月(三)

創大Days編集部

すっかり葉を落とした「平安の庭」の葉団扇楓(ハウチワカエデ)と入れ替わるかのように、モミジの紅葉が始まりました。ところで先日放送された番組(NHKスペシャル)に寄れば、常緑樹と落葉樹は地下のネットワークでつながり、養分をやり取りしているそうです。落葉樹が葉を落とす冬には常緑樹から落葉樹へ、落葉樹が盛んに光合成する夏はその逆に養分を送りあっているというのです。そしてこのネットワークを媒介しているのが菌類。植物の80%は菌類と共生しているそうで、菌類は土から吸収したリンや窒素などの栄養分を植物の根に送り込み、樹木が光合成で得た栄養を受けとります。菌類を通して森の木々はつながり、助け合っている。人間の目には見えない共生の世界が地下には広がっているのです。
「丹木の歳時記」への感想はこちらまで

E-mail:publicrelation@soka.ac.jp
Facebookの「いいね!」やツイートも執筆の励みになります。

Instagramでも丹木の里の四季折々を紹介しています。創価大学公式アカウントはこちらから
ページ公開日:2022年11月24日


  • HEADLINES
  • 創大Days
  • 創大Lab.
  • 広報誌「SUN」