創大Days

2023年03月20日

丹木の歳時記2023 弥生(三)

創大Days編集部

中央ロータリーの創大桜が満開となりました。木蓮(モクレン)や緋寒桜(ヒカンザクラ)、花桃(ハナモモ)も満開となり、キャンパスは一気に華やかさを増しています。雑木林の中からは鶯(うぐいす)や杜鵑(ほととぎす)の鳴き声も聞こえてきます。「文学の池」近くの斜面には、散り落ちた椿(ツバキ)の花を拾い集めたのか「600」の数字が。一体誰が、何の目的で並べたのでしょうか。ちなみに椿と山茶花(サザンカ)はいずれもツバキ科ツバキ属の植物。山茶花は花びらがバラバラになって散りますが、椿は花の形を残したままポトリと落ちます。山茶花が晩秋から咲き始め春前にはほぼ咲き終わるのに対して、木偏に春と書く椿は春に見頃を迎えます。万葉集にも詠われている通り、古来より日本人に愛されてきた椿。黒澤明監督の映画「椿三十郎」では、奇襲攻撃をかける合図として椿の花が効果的に使われています。ところで14年余りに渡って書き綴ってきた本欄も今回で通算600回目。何故か先の数字と一致します。となると誰が椿を並べたのかは、おおむね察しがつきますね(笑)。
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ページ公開日:2023年03月20日


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