創大Days

2023年05月30日

丹木の歳時記2023 皐月(四)

創大Days編集部

29日には九州から東海地方まで梅雨入りの発表がありました。創大門の前で咲く皐月(サツキ)はツツジ科の植物。開花時期は躑躅(ツツジ)より遅く、5本のおしべが特徴です。陰暦5月に咲くため皐月という名前がつきました。ところで2月末より取り組んできた山野草の移植作業が漸く一段落。最後は造園業者の方の手を借りました。移植前の場所はかつて虎杖(イタドリ)という植物が生い茂る一画でした。繁殖力旺盛な虎杖のゴボウのような地下茎を引き抜き、整備すること8年。絶滅危惧種を含む30種以上の山野草が生息する小さな植物園へと生まれ変わっていました。水辺や半日陰、日当たりの良い場所など、山野草にはそれぞれ好みの環境があります。五月雨(さみだれ)が慈雨となり、移植先でも無事に根付いてくれるとよいのですが。2tトラックで4往復。4人で2時間半かかった最終の移植作業。「餅は餅屋」と言いますが、プロの手を借りず一人で作業を続けていたらどこかの時点で完全に燃え尽きていたことでしょう(笑)。Sさんはじめ3人の方に心より御礼申し上げます。「誰かが花を持ってきてくれるのを待つのではなく、自分で花を植えて庭を造り、自らの魂を飾ろう」。アメリカの育種家ルーサー・バーバンク(1849-1926)の言葉です。
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ページ公開日:2023年05月30日


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