幼稚園教諭から小学校の先生へ
教員採用試験 合格体験記06
私は1993年に創価大学通信教育部に入学。仲間と共に切磋琢磨した日々は、金の思い出です。卒業とともに、幼稚園教諭の免許状を取得し、1997年から幼稚園教諭として、園児たちとかけがえのない日々を過ごしていました。
転機となったのは2021年。新型コロナウイルス感染症が大流行し、身近な子ども達が学校に行けない姿を目にするようになりました。これからも感染は拡大し続けることが予想される状況に、幼稚園での現場経験を積んだ私が、小学校でも役に立てることがあるのではないか、と考えるように。子どもへの励まし、意欲づけ、興味関心を引き出す力は自分の持ち味であり、その特技を生かして、一人でも元気づけられて助けられる子どもがいるなら、との思いで、小学校教員の採用試験に挑戦することを決意いたしました。
創価大学通信教育部は私の教員免許取得と採用試験に挑戦する最大の応援団となりました。
私は、幼稚園と保育士の免許しかなかったので、すぐに通信教育部に連絡。小学校の教員免許を取るために必要な科目を丁寧に教えてもらい、科目等履修生として2021年春に入学しました。通教で学ぶのは25年ぶりです。その年の7月に1次試験、8月には2次試験を受験。その間も、小学校免許取得の為のレポート提出、科目試験、メディア授業の視聴、オンデマンドスクーリング、土日のスクーリングと、今思い返してみても自分でも信じられないくらい、頭をフル回転させて学び抜きました。
また、私の夢を応援してくれている妻にできるだけ負担をかけないよう家事、炊事、育児、そして本業の幼稚園の担任としての職務も一切妥協なくやり抜くと決意。
幸いにも、この年より、創価大学通信教育部では、オンライン学修のシステムが取り入れられ、ほとんど大学に通うことなく自宅で学修ができたので、年末には全ての科目に合格し、仕事と両立しながら免許を取得することができました。もしオンライン学修の仕組みがとられていなかったら、働きながら免許取得と採用試験の挑戦は難しかったと思います。
1回目の採用試験では2次試験で無念の結果となりましたが、再挑戦の2回目、無事に2023年度の小学校正規職員として採用を勝ち取ることが出来ました。
合格発表日は、自分の受験番号があることを何度も見直してしまうほど、信じられませんでしたが、採用合格書類が届き、手続きに追われる中でようやく、来年から小学校の教壇に立つのだと実感が湧いてきました。
思い返せば、自身の卒業25周年に向けてさらなる飛躍を誓い、2020年1月4日に家族全員で創立者にお手紙を出して2年。ついに小学校教諭として、新しい使命の舞台に立たせていただけることに深い意味を感じております。一人でも多くの子どもたちが「あぁ、学校ってたのしいな」と体で感じてもらえるよう、努力を惜しまず、全力で挑戦し続けます。
創価大学の先生方、講師の皆さま、職員の方々など、関わってくださった皆様に心より御礼申し上げます。
たかはし くにお Takahashi Kunio
[出身地]
神奈川県
[合格地域]
神奈川県横浜市
[一日の勉強時間]
平日2時間 休日は、子供たちや家族との時間を大切にして、夜に勉強しました。
[おすすめ対策講座]
2次試験対策講座 面接練習や受験票の書き方など具体的なアドバイスを受けることができます。
[おすすめ教材]
横浜市授業改善支援センター「ハマ・アップ」