夏期スクーリング「川柳コンテスト」の表彰式を行いました

 夏期スクーリングの開講にあわせて実施した「夏期スクーリング川柳コンテスト」について、8月13日(日)の開講式にあわせて、表彰式をディスカバリーホールにて行いました。
 昨年に続き、2回目となる今回の「夏期スクーリング川柳コンテスト」では、昨年を大きく上回る263作品もの応募があり、厳正な審査の結果、以下の通り、入賞作品が決定いたしました。
 入選作品は、夏期スクーリング期間中に限り中央教育棟ロビーにて展示中です。

グランプリ

●審査員コメント●

  • 古希とコキコキの洒落、そして「女子大生」という意外性がすばらしいです。
  • 体のコリがありながらも、女子大生として、学修に励む姿が目に浮かびます。

準グランプリ

●審査員コメント●
(星海さん作品)

  • 「評価点」と「シニア枠」を結び付けた意外性とユーモア、そしてちょっぴり自虐的なところが、ザ・川柳だと思います。
  • あげたい気持ちはあるのですが、人生の経験でぜひ評価点を上乗せしてください。
 
(坪井有紀さん作品)
  • 「親子」で通うなどの句は多いのですが、5人とは恐れいりました!
  • 親子5人が創価教育で学んでいるなんて、素晴らしいですね!
 
(ぴーちさん作品)
  • 通教での学修を通し、「学ぶ喜び」をいつの間にか、感じてくださっていることがうれしいです。

通信教育部長 特別賞

●審査員コメント●
(遊我堂さん作品)

  • 学ぶことを「木槌を打つ」ことにたとえている点が秀逸です。
 
(みよみよさん作品)
  • 親子で創大生としてキャンパスを歩く、素敵です。

入賞作品

詠み人
junko 亡き母の 想いとともに 通教生
vivafine55 通教は 若さを守る フォートレス
あーたん 古希の手は ブラインドタッチ できません
あゆたん 夏スクは 天の川のよう 会えるかな
いなむーさん 立場逆 「やればできる」と 娘(こ)に励まされ
おこちゃん 何度でも 学びたくなる 創価大

かえるんぼ
輝くは 額の汗と 求道心
チャイム鳴り 高鳴る鼓動の 対面授業
けろっこ 母と妻 社長と学生 四刀流
こがちやん 集い来る 学びの庭に 歓喜わく
シャイフレ 本抱え PC 抱え みとせ待つ
そらまる 成長し 過去のレポート 恥ずかしい
ちゃびん 女子大生 息子に言わせりゃ オバ大生
とりゃさ 60分 テストが終わって 老けた顔
ばっちゃま 夏期スクに 孫が手を引く 通学路
ひろり 夏スクを 励みに毎日 生きてきた
まち スクーリング やっと来れたら 4年生
まみもん 娘より 一足先に 大学生

ミーミィ
先生も 慣れたようです ズーム授業
どこ座ろう? 端か後ろか まん前だ!
ミコト 調べれば 調べるほどに 沼ハマる
みみおくん 発言時 思わずミュートを 操作する
ムーミン マスク外し 画面越しから ふれあう夏に
ゆうさん 息子より 一足先に 創大生


りょうちん
スクーリング これを機会に 禁煙か
教室に 孫より若い 同級生
憧れの クラスのマドンナ 還暦だ
れもんぱんだちゃん 学び舎で 光る私と 光る友

ロコちゃん
一推しの 教授に会える 夏スクへ
学食の メニューもちゃっかり 予習する
わちこ あこがれの キャンパスめぐる 炎陽と

わんこ
人生の ホームポジション 創大通教
原点は 師匠と誓いし 学光祭
鰹のたたき 増えたのは 顔のシワより 脳のシワ
五十六の夏 軟骨が 擦り減ってても 女子大生
三宅愛子 体重計 増えたメモリは 脳みそよ
赤いかまぼこ 対面で 初めて会うのに 懐かしい
川上千春 どこへでも 心は密に 学友よ
福ちゃん 暑い夏 心も熱い 学ぶとき
和歌山の木下けんちゃん 還暦(とき)は来た 誓いのままに 富士を越ゆ

審査員より【総評】

文学部 平林  香織  教授

 昨年に引き続き川柳コンテストへの応募、ありがとうございました。今年は、昨年をはるかにうわまわる98名の方から263句もの応募がありました。どの作品にも通教で学ぶ喜びが満ち溢れていました。とりわけ、今年は、五・七・五のことばのつながりの中に、大学に来て対面で学び合うことへの意気込みとわくわく感が踊っている佳句が多かったと思います。
 グランプリ、準グランプリ、通教部長特別賞、そして入賞の作品には、上品なユーモアと自分自身を客観的に眺める知的なまなざしがあります。これこそが川柳の真骨頂です。 
 江戸時代以来、川柳や狂歌は学問を深く探究した人々や実生活で多彩な経験を積んだ識者によって生み出された他者理解と自己解放を表現した文学でした。今回のすべての応募作品は、通信教育部のみなさんの学問に対する真摯な姿勢や学問的な成果をも示しています。
 みなさんの作品は、夏期スクーリングに色とりどりの花を添えるものになりました。

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