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2023年08月14日

丹木の歳時記2023 葉月(一)

創大Days編集部

7月のキャンパスを彩った蓮と入れ替わるように蓮華升麻(レンゲショウマ)や狐の剃刀(キツネノカミソリ)が咲き始めました。どちらも東京都のレッドデータで絶滅危惧種に指定されている貴重種。周辺の下草刈りをするなどして大切に保護しています。ところで下草というのは笹や雑草などのこと。放置すると伸び放題に伸びて藪のような状態になり、他の植物の成長の妨げにもなります。当然ながら下草は一度刈り取ればよいというものではなく、しばらくするとまたすぐ伸びてきます。過疎化や高齢化などで人の手が入らなくなった各地の里山の荒廃が指摘されている通り、下草刈りは環境保全の観点からも欠かせません。とはいえ真夏の作業は難行苦行。迫りくる蚊の襲来や暑さとの戦いになるため、なるべく早朝の短時間で終わらせるようにしています。手袋に長袖長ズボン、頭からかぶる蚊よけのネットや携帯用の蚊取り線香は必需品。キャンパスの一画で人知れずこと切れてしまわぬよう(笑)、適度な水分補給も欠かせません。造園業者の方々の日頃のご苦労を偲びつつ、貴重な山野草の保護に汗を流しています。
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ページ公開日:2023年08月14日


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