創大Days

2023年07月05日

丹木の歳時記2023 文月(一)

創大Days編集部

梅雨の晴れ間が広がった日曜日の午前8時。「そろそろかな」と心躍らせながら「文学の池」に向かいました。アブラゼミやミンミンゼミはまだ出番を待っているようですが、どこからかニイニイゼミの鳴き声が聞こえてきます。柵を越えて水辺に降りていくと見事な大輪の花が見えてきました。待ち焦がれていた蓮の開花です。勢いよく生い茂った葉の間からたくさんの蕾も見えています。蓮と言えば有名なのは大賀蓮(オオガハス)。千葉市で発見された弥生時代の蓮の種を、植物学者の大賀一郎博士が発芽・開花させたものです。2000年の眠りから覚めた蓮の開花は1952(昭和27)年7月18日のことでした。「文学の池」では白とピンクの睡蓮(スイレン)も見ごろを迎え、コシアキトンボが飛び交っています。池の周りを歩いてみると、山百合(ヤマユリ)が濃厚な香りを漂わせ、萱草(カンゾウ)も咲いています。近くの道の駅では地元産のトウモロコシや枝豆などの夏野菜が並び、朝から大勢の人が訪れています。今しばらくは梅雨空とのお付き合いが続くでしょうが、夏本番はすぐそこ。寝る間を惜しんで準備に明け暮れた学生時代の滝山祭を懐かしく思い出します。
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ページ公開日:2023年07月05日


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