創大Days

2023年06月09日

丹木の歳時記2023 水無月(一)

創大Days編集部

6月4日は虫の日。昆虫の姿が増えてくる季節です。ところで本欄を執筆する際はキャンパスを歩き回り、五感で感じた季節の移り変わりを表現すべく努めています。しかし思うように筆が進まない時、チャットGPTなどの生成系AI(人工知能)に頼りたい誘惑にかられない訳ではありません。仮に「『丹木の歳時記』を500字以内で書いて」と入力して得られる文章は、AIがネット上の膨大な情報をつなぎ合わせて作った代物で、もっともらしくはあってもどこかピントの外れたものになるでしょう。AIに五感は伴わず、季節の移ろいを実感した上で文章化することは難しいからです。だとすればAIに頼りたいとの誘惑は今のところさほどのものではなく、「可能性が形態を微妙に変化させながら、私の心のドアを穏当にノックしている」(村上春樹著『街とその不確かな壁』)程度でしょうか。いやそうは言ってもAIの機能は日進月歩。更にアップデートすれば、筆者の拙文など遥かに凌駕する歳時記が綴られる可能性が無いとは言えず。あるいはここまでの文章もチャットGPTが書いたものかもしれません。となると筆者はお役御免となるのでしょうか(笑)。
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ページ公開日:2023年06月09日


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