創価大学のSDGs達成に向けた取り組み

本学では、2019年にSDGs推進センターを開設し、中長期計画「Soka University Grand Design 2021-2030」において、教育・研究・ダイバーシティとならぶ重点項目としてSDGsを位置づけています。

「THEインパクトランキング2025」(2025年6月18日発表)の総合ランキングでは、創価大学が全国私立大学9位タイ(国内総合40位タイ)にランクイン。
また、SDG別ランキングにおいて、「SDG4:質の高い教育をみんなに」の分野で全国私立大学1位(国内総合2位)を獲得しました。

本ページでは、本学のSDGs達成に向けたSDG別の取り組みを順次、紹介していきます。

SDG4:質の高い教育をみんなに

本学は、建学の精神に基づき、人種や国籍、文化的背景などを問わず、すべての人々が公平に質の高い教育を受け、生涯にわたる学習機会を得ることを目指しています。現在、実施している主な取り組みは以下のとおりです。

一般向けの教育機会の提供

公開講座

本学では毎年夏に行われる「夏季大学講座」、八王子学園都市センター主催の「八王子学園都市大学いちょう塾」、大学コンソーシアム八王子主催の小学生を対象とした「夏休み子どもいちょう塾」等、様々な公開講座を提供しています。

大学教員による講義動画の公開

本学では、大学教員の講義を動画で視ることができる「夢ナビ講義」を公開しています。
多様な学問分野の研究のおもしろさが凝縮された動画で、どなたでも視聴可能です。

通信教育部

通信教育部は創立者の建学の精神に基づき、社会のあらゆる人々に広く大学教育を開放することを目的としています。
正科課程では、経済・法・教育・文の4学部5学科を設置しています。年齢・職業・居住地に関係なく、「いつでも」「どこでも」主体的に学習できることが通信教育の最大の特色です。
3,900名の合格実績のある「教員免許(幼稚園・小学校)」、今後ますますニーズの高まる「日本語教員」や「社会教育士」等の資格に加え、ご自身のライフプランにも生かせる「ファイナンシャル・プランナー」や「簿記」資格の取得を目指す科目も開かれています。

大学施設などの開放

一般・地域の方の図書館の利用

本学中央図書館、理工学部フレイザー図書館は、図書館利用証を作成することで、一般・地域の方でも利用することができます。また、図書館利用証を持っている方を対象に読書イベントを毎年開催しています。

中学生を対象とした図書館職場体験

大学図書館における地域貢献の一環として、八王子市教育委員会と連携し、市内中学生への働く体験活動「職場体験」に協力しています。中学生がカウンター貸出出納業務、図書配架業務、図書整理業務等の図書館業務を体験しています。

関連リンク

アウトリーチ教育

走り方教室

本学陸上競技部および駅伝部の学生は、地域の小学校において、児童を対象とした「走り方教室」の講師を務めています。この教室は、小学生のうちに正しい走り方を児童が学べるよう、各校が外部講師を招いて毎年開催しているものです。

小学校への留学生派遣

八王子市教育委員会の留学生支援事業の取組である「留学生の地域社会への参加と交流する機会の創出」に協力し、本学留学生を八王子市にある小学校に派遣しています。留学生は小学校の各クラスで、自国の文化や伝統、慣習、自身の家族や日本に来た理由などを英語(あるいは 日本語)でプレゼンを行い、小学生からは日本のゲームや歌などを留学生に紹介します。

創価大学探究支援プログラム「そうか!」

「そうか!」は、高校での「総合的な探究の時間」に創価大学のノウハウをご活用いただけるよう、探究活動を担当する先生方や教育系企業の意見をもとに開発した創価大学オリジナルの探究支援プログラムです。
社会で注目度の高いテーマの講義を1コマから導入可能で、創価大学の教員と学生が高校での探究学習をサポートします。

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SDG11:住み続けられるまちづくりを

本学は、建学の精神に基づき、都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭(レジリエント)かつ持続可能にすることを目指しています。現在、実施している主な取り組みは以下のとおりです。

創価大学の歴史・自然遺産

A棟ブロンズ像(天使と印刷工、天使と鍛冶職人)

1971(昭和46)年4月2日、創立者から寄贈され、創大開学式にて除幕された。この一対のブロンズ像は、19世紀後半に活躍したアレクサンドル・ファルギエールの傑作で、文系A棟正面玄関に向かって左側には「天使と印刷工」の像、右側には「天使と鍛冶職人」の像が配してある。その台座には、創立者が創大生に贈った指針「英知を磨くは何のため 君よ それを忘るるな」、「労苦と使命の中にのみ 人生の価値(たから)は生まれる」が刻まれている。

ホイットマン像

ホイットマン没後百周年となる1992(平成4)年3月、ホイットマンが埋納された墓地があるアメリカ・ニュージャージー州カムデン市で行われた、ホイットマン協会主催の記念式典の席上、没後百年を記念した創立者の詩「昇りゆく太陽のように」が紹介された。同協会は市にホイットマン像を設置。席上、協会支援者であるブラスナー博士から、それとまったく同じ像を創価大学に贈りたい、と提案があり、博士の提案は絶大な賛同を得て、同じ像が創大に設置されることが宣言された。高さ2.5mのブロンズ製で、アメリカ・ニュージャージー州ラットガー大学のジアノッティ教授の作品であり、世界に二体しかない、極めて価値の高い像である。

図書館の開放

一般・地域の方の図書館の利用

本学中央図書館、理工学部フレイザー図書館は、図書館利用証を作成することで、一般・地域の方でも利用することができます。また、図書館利用証を持っている方を対象に読書イベントを毎年開催しています。

中学生を対象とした図書館職場体験

大学図書館における地域貢献の一環として、八王子市教育委員会と連携し、市内中学生への働く体験活動「職場体験」に協力しています。中学生がカウンター貸出出納業務、図書配架業務、図書整理業務等の図書館業務を体験しています。

美術館・展示などへのアクセス

東京富士美術館

創価大学正門から徒歩1分の場所に、東京富士美術館があります。本学の学生は特別展・企画展を含め、学生証の提示により、無料で入館・鑑賞できます。

創価大学50周年記念展示

本学本部棟エントランスホールでは、「創価大学の50年」と題し、創立者が1964年に設立構想をご発表されて以降の開学準備から現在に至る歴史、及びキャンパスの変遷等を紹介しています。展示室1では、創価教育の三代を紹介する「創価教育の源流」、展示室2では創立者の折々の指導、講演を学ぶ「創立者の語らい」、ギャラリーでは、「学生がつくる大学」と題し、年代ごとの躍動溢れる学生の活躍を紹介しています。また記念展のすべてに英語訳を用意し、会場内限定サイト(Wi-Fi完備)で日英両言語に対応しています。

​​​​​​​【タイトル】創立50周年記念展「創価大学の歴史」
【会期】2021年10月11日(月)より常設展としてオープン
【開館時間】平日土日祝日 10時~18時、受付なし、無料
【会場】創価大学 本部棟エントランスホール(東京都八王子市丹木町1-236 創価大学 本部棟 5階)
【アクセス】JR八王子駅北口・京王八王子駅・拝島駅から西東京バスをご利用ください

創価芸術展

「創価芸術展~創価一貫教育の光彩~」の全国巡回展およびオンライン展を毎年開催しています。「創価芸術展」は、創価一貫教育の総合芸術展として、創価大学、創価女子短期大学、東京・関西創価学園(小・中・高)、札幌創価幼稚園、海外姉妹校などの学生・児童および教職員の作品が展示されています。

地域に開かれた緑豊かなキャンパス

平和と友情の象徴「桜」

創価大学(東京都八王子市)のキャンパスには、約2500本の多種多様な桜が咲き誇る。「ソメイヨシノ」や「八重桜」、「シダレザクラ」のほか、早い年には2月下旬から咲き始める「カンヒザクラ」、桜餅を包む葉に用いられる「オオシマザクラ」、花が咲いた後に葉が開く「エドヒガン」などがある。正門から続く桜並木では、春の恒例行事として桜のライトアップが行われ、地域の方々が鑑賞に訪れる。

竣工式が行われた1971年2月、キャンパスの中心地に創立者・池田大作先生が平和に寄与する大学建設への願いを込めてシダレザクラを植樹した。「創大桜」の名称で愛され、現在も学生の成長を見守り続けている。

「人類の平和を守る要塞(フォートレス)たれ」を建学の精神に掲げる本学では、平和と友情の象徴である「桜」を大切にしてきた。「周桜」もその一つである。本年は池田先生と周恩来総理の会見より50年の佳節を迎える。「桜が咲くころにもう一度日本へ」と語る池田先生に、闘病中の周総理は「願望はありますが、無理でしょう」と答えた。その周総理の平和への願いを受け継ぎ、1975年に本学が日本で初めて受け入れた中国の国費留学生6名が「周桜」の苗木を植樹。その後、毎春には「周桜観桜会」を開催するなど、日中友好の思いが世代を越えて継承されている。また、学内にはノーベル平和賞受賞者のミハイル・ゴルバチョフ氏やワンガリー・マータイ氏の来校を記念した桜なども植樹されている。

文学の池

文系A棟と池田記念講堂の間にある大きな池が「文學乃池」です。開学前、災害時に備えて堤防を築いたところ、湧き水や雨水が溜まり池が形成されました。1969年6月、大学建設中にこの場所から約500万年前のナラの埋木が出土し、創立者の提案で開学記念品として加工され支援者に贈られました。
「文學之橋」の完成前は、思索橋という桟橋があり、当時から美しい名所でした。1975年4月2日、創立者の直筆による池の命名碑が建てられています。
池にはコイやカメ、カモや渡り鳥も見られ、北側の蓮池では、蓮保存会によって大賀蓮や舞姫蓮等が育てられています。

地域イベントへのクラブ団体等の出演

八王子市や自治会、町内会等のイベントに本学の合唱団、劇団、オーケストラ等が出演し、交流を深めています。

無形文化の記録および保全

池田大作記念創価教育研究所

池田大作記念創価教育研究所は、本学の建学の理念に基づき、本学の歴史並びに創立者池田大作先生、及びその淵源となる牧口常三郎先生、戸田城聖先生の創価教育の思想と実践の研究を行い、学術の進歩と文化の発展に貢献することを目的とする施設です。

創価大学国際仏教学高等研究所

国際仏教学高等研究所は1997年に創価大学に附置されました。本研究所は、人類共通の文化遺産としての仏教に対して、堅固な文献学的研究を基盤に、原典の批判的研究と思想史的研究を推進し、その研究成果をもって、人類の平和と繁栄に寄与することを目的としています。

キャンパス内での歩行者優先

本学の学生生活ポリシーで大学に申請されていない車両は構内入校を制限し、歩行者の優先的なアクセスを確保しています。

ゲストハウスの貸出し

本学が認めた場合に限り、学外の方の宿泊場所としてキャンパス内のゲストハウスを貸出しています。
なお、舎費については、本学が認めた場合には免除することがあります。

ブラウンフィールドの活用

本学の中央教育棟、新総合体育館、大教室棟は既存のブラウンフィールドに建設されており、緑地の保護、生物多様性の向上、そして耐洪水性の向上を実現しています。

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