兄が創価大学に入学していて、私もキャンパスが綺麗な創価大学を受験しようと思っていました。また、もともと「言葉」に興味があり、「言葉=国語教員」と思い、教員を沢山輩出している創価大学を受験しました。
通学課程をセンター利用で受験しましたが、残念ながら不合格だったため、浪人するかギリギリまで迷っていたときに、母から通信課程を勧められました。通教入学後に、転籍試験を受験して合格すれば、合計4年間で卒業できることもあり、通信教育部の文学部に入学しました。
はじめは、自分の同級生から、大学のサークルなどキャンパスライフでの楽しい様子を聞いて、やっぱり「寂しいな」という思いが強かったです。
私が、初めて参加したスクーリングでは、10・20代の受講生がいなくて、他の学生に子供・孫のように可愛がられました(笑)。でも、はじめて参加した創価大学での夏期スクーリングでは、10・20代の通教生も沢山いたので、とても嬉しかったです。同世代の友達も20人ぐらいでき、授業の終わりに遊びに行ったりもしました。そのときのグループは、今も連絡を取り合ったり、Zoom飲み会をやったりしています。私が転籍試験に合格した後も、通教の友達が東京に遊びに来てくれました。
私は英語が苦手で、受験時に提出が必要な英語スコアも、TOEICを1回しか受験ができず、不安が大きかったです。それを挽回する気持ちで小論文と面接の対策に取り組みました。
面接対策として、志望理由書で書いたことを、どの角度から質問されても答えられるようにしました。創価大学のホームページや「創立の精神を学ぶ」などを読んで創立の精神を勉強して、転籍の志望理由や自分の学びたい学問分野、通学生になってやりたいことなどをまとめて志望理由書を作成しました。そして、更にその内容を具体的且つ簡潔に話せるよう、面接での予想問題を作ってそれに対する答えの道筋を決めて練習していきました。でも、面接は緊張してガチガチでした。当日のことはあまり覚えていません(笑)。
小論文の対策に関しては、ホームページで公開されている過去試験問題の小論文の出題傾向から、文学部の必修科目である「人間学」の学習が基になっているのではないかと予想し、人間学の教科書を読みこみました。そして実際に1時間を計って自分で作った予想問題や転籍試験の過去問を解き、それを兄に添削してもらい、書き直すという流れで対策を進めました。
転籍試験当日の小論文では自分が対策していた内容が問われたため、時間いっぱい自分の考えを書き込むことが出来ました。面接では、志望理由や将来の夢、志望理由書に書いた内容に関することなどを問われましたが、予め自分の考えを明確にしていたので、全ての質問に答えることが出来ました。
2020年4月から通学課程に転籍入学したので、コロナ禍で、授業もオンラインのみでした。今年に初めて山口県から八王子に引っ越してきたので、オンライン上で一緒に授業を受けていた友達と創価大学で会えて嬉しかったです。
また、通教のときは、同世代より先輩方のほうが多いので、授業のディスカッションでも色々な経験を聞く機会が多くて、他の方の意見を聞いて納得してしまうことばかりでしたが、通学課程では、同世代の同じ目線で、意見を言い合えるので、「いや私はこう思う!」とバチバチとディスカッションができています(笑)。
現在は、中学校高校の「国語」免許取得に向けて頑張っています。年間45単位ほど履修しているので、課題に追われる日々ですが、とても充実しています。最終的には故郷の山口県に教員として帰りたいと思っています。
また、通教での学びが今の通学課程での学びにも生きています。通教のときはレポート学習が多いので、レポートを書くにあたって、文章の根拠を自分で掘り下げて考える癖が付いたと思います。今もレポートを書くときや、授業中に発言するときなど、なんで自分がそう考えているかを事前に整理して話すことができるようになっていると感じます。
転籍試験を目指そうとしている方へアドバイスをお願いします
転籍試験は「自分」との闘いです。私も、このまま通信課程にいようかなと、途中であきらめそうになることもありました。でも、自分が満足できるまで全力で頑張ると決めて挑戦しました。通教の勉強と転籍試験の準備との両立は大変ですが、最後まであきらめず頑張ってください。
私は、転籍試験に合格した先輩が親身になって応援してくれ、沢山アドバイスをもらうことができ、本当に助かりました。皆さんも不安なことや聞きたいことがあれば、遠慮せず言ってください。皆さんの合格を応援しています。
くわた ひろみ Hiromi Kuwata
[好きな言葉]
すべての出来事には意味がある
[性格]
楽観的
[趣味]
イラスト製作
[最近読んだ本]
『アフターダーク』 村上春樹
[出身地]
山口県
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