両親とオープンキャンパスへ行った際、創大生の活気溢れた姿に、自分もここで先輩方や仲間と共に学びたいと強く思いました。しかしながら、公募推薦で受験したものの不合格となり、兄が美容師ということもあり美容学校へ進学を決めました。
その後、美容学校へ行く中でも創価大学で学びたいと思う気持ちは変わることなく、就活の時期を迎えたとき、このまま本当に美容師として働いていいのか、自問自答を繰り返していました。しかし、このまま美容師になったら後悔すると思い、通学課程に転籍もできる通信教育部の教育学部に入学しました。
幅広い年齢の人が学んでいるなと感じました。同年代だけでなく色々な世代の方から、様々な経験を聞くことができ、私自身も学ぶことが多くありました。また、同世代の友達も沢山でき、今でも連絡を取っています。転籍試験に合格したときも、みんな喜んでくれました。
私は、通信教育部に入学するまで、勉強が好きではありませんでした。しかし、通教に入学して、スクーリングという限られた対面授業を受講していく中で、自分自身が「もっと学びたい」「もっと沢山の分野を学びたい」と勉学に対して強い思いを抱くようになりました。
出願時に提出が必要な英語スコアについては、入学当初から英語の勉強を始めていたものの、新型コロナウイルスの影響で一度しかTOEICを受験することができませんでした。可能であれば、複数回受験をすることをお勧めします。
また、面接の対策としては、転籍の志望理由を重視し、面接官に何を聞かれても自信をもって話せるように準備しました。志望書に関しては、先輩方に添削をして頂き、何度も書き直しました。なるべく沢山の人に見てもらうといいと思います。
その後の面接では、「なぜ転籍をしたいのか」、「何を学びたいのか」などについて質問されました。緊張はあったものの焦らず、自分が考えていることをしっかりと伝えることができました。合格発表の日は、自分の合格が信じられず、受験番号を100回以上は確認して、本当に合格しているのか創価大学にも電話しました(笑)。
一つひとつの授業に全力で臨んでいることです。通教生のときは、授業が受けられる機会は限られているので、一回の授業を大切にしていました。授業中も先生の講義を一言も漏らさないとの思いでノートを取っていました。それらの経験から現在では、事前に授業の予習を行ったり、一つひとつの授業を大切に取り組んでいることに繋がっています。また、一緒に授業を受ける通教生も、真剣に学ばれており、その姿勢にも刺激を受けていました。授業に対しての姿勢は、通教で学んだからこそ、身に付けることができたと思っています。
通学課程に入学した当時は、ちゃんと単位を修得できるか不安もありましたが、通学課程での成績も良い評価を取ることができ、自信にもなっています。
私は、教育学部に入学し、「教育」について学んでいく中で、今まで理解できなかった学校での先生方のお言葉や指導、行動の全てに意味があったと気づく事ができました。そして、私自身がそれを実感できたからこそ、教師として子どもたちに同じように寄り添っていきたいと思いました。
そのため、教育学部で教職科目を取り、卒業後は一度社会人として社会経験を積み上げ、再度通信制大学に入学して、体育教師の免許取得して体育教師になりたいと考えています。
私から言えることはとにかく行きたいと思う気持ちを切らさないでください。その気持ちがあれば必ず合格できます。僕が行けたなら、皆さんも絶対に行けます。「自分にはできない」「無理かもしれない」と思うことがあるかもしれませんが、挑戦しなければ感じられないものが必ずあります。最後まで諦めず、目標に向かって頑張ってください。
ときわ りょうた Ryota Tokiwa