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2024年01月10日

丹木の歳時記2023 師走(三)

創大Days編集部

西高東低の冬型の気圧配置は日本海側に雪や雨をもたらす一方、太平洋側は晴天が続きます。東京ではしばらくまとまった雨が降っておらず、「文学の池」の水嵩も随分少なくなっています。多い年には百羽以上が飛来する真鴨(マガモ)の数も、羽を休める水面の面積の減少に比例してか今年は少ないようです。ところで「文学の池」では2017年から2018年にかけて浚渫工事が行われました。池の水が抜かれた折、それまで生息していたミシシッピアカミミガメやアメリカザリガニは駆除されました。両種とも原産地のアメリカから持ち込まれ全国各地で繁殖したもの。本年6月1日より「条件付特定外来生物」に指定されました。在来種が減少するなど生態系に悪影響を及ぼすため、飼育や捕獲はできても野外に放すことは禁じられています。そういえば浚渫工事の最中、大きなうなぎも見つかったとのこと。今も生きているかどうかは不明ですが、一体どこからやって来たのかも謎です。四季折々に様々な表情を見せる「文学の池」は本学きっての憩いの場。周囲の生態系も含めて、これからも大切に守っていきたいものです。
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ページ公開日:2024年01月10日


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