高校時代から創大通教に入学するまでのことを教えてください
中学校で不登校を経験したことや親の勧めもあり、通信制高校に進学しました。僕にとっては、その選択が大きなターニングポイントだったと感じています。中学校ではなかなか学習ができなかったため、高校では基礎的な内容から学び直す形になりましたが、その時の基礎的な知識や学び方は、今の大学での学びにおいても一番の礎、財産になっています。また、高校で通信制の学びを経験していることは、通信制大学で学修するにあたって、大きなアドバンテージになっていると感じています。
高校の卒業が近づく中、将来何をやりたいかと考えていたときに、親からのアドバイスで、創価大学通信教育部の資料を請求しました。将来に向かって、改めて自分を見つめ直し、しっかりと自分を作り上げられる環境が、創価大学通信教育部にはあると感じて、入学を決めました。
地元の豊岡市は、鞄の生産地として有名なのですが、今は鞄の卸会社で仕事をしながら、通信教育部での学修をしています。地元に貢献したいという思いがあり、地場産業に携わりながら学修をしていることは、やりがいもあり、うれしく思っています。
創大通教で実際に学んでみて、どのように感じていますか
創大通教に入学する時に2つの目標を掲げました。1つは「4年間で卒業すること」、もう一つは「学費はすべて自分で賄う」ということです。その目標を念頭に、ずっと学修を進めています。
通信教育は自学自習が基本なので、学びを進めるためには自分自身をうまくコントロールすることが求められます。そうした通教での学びを通じて、自分の行動が周りにどのような影響をもたらして、どのような結果や責任が生じるかということを意識するようになったと感じています。また、自分の行動を通して「価値創造」とはどういうものなのかということを考え、顧みながら、将来を見据えた発展的な考え方ができるようになったと感じています。
一つは、インターネットを利用して自宅で学修ができることです。創大通教では、今の時代に即した先進的な学習スタイルが提供されています。また、新型コロナウイルス感染が拡大した時には、すぐにオンラインに切り替えてスクーリングが実施されたり、様々なフォローアップ体制が取られるなど、柔軟できめ細やかな学修サポートは、本当に素晴らしいと感じています。
創大通教では先生方がとても熱のこもった講義をされていて、学生一人ひとりに寄り添い、とても丁寧に教えてくれるので、スクーリングへの参加はいつも楽しみです。理想的な通信教育の形であると思っています。
学修する中で工夫していることや大事にしていることはありますか
計画性が大事だと思います。高校時代は、目標を掲げて、それを達成するためには「いつまでに何をしたらよいのか」ということを計画し学習するということを行っていましたが、それはそのまま、大学での学びに生きました。大学では、高校時代よりもさらに緻密な計画を求められますが、4年間での卒業を念頭に、毎年、学修計画表を作り、いつまでにどの科目のレポートを完成させるのか、試験やスクーリングはいつ受けるのかなどの計画を明確にして学修を進めています。また、計画を立て実行するための情報収集や、実行するための環境を作っていくことも大事になります。
もちろん、計画を立ててもその通りにいかないことはあります。人によっては、モチベーションが下がってしまったり、仕事の状況や体調の変化など、様々なことがあると思います。私自身も、決して順風満帆に学修を進めてこられたわけではありません。入学初年度、4年での卒業を固く決意して入学しましたが、送られてきた大量の教材を見て、これだけの学修ができるかと不安を感じ、1ヶ月以上、学修に手を付けられなかったこともありましたし、2年目には、体調を崩して1ヶ月入院し、スクーリングが受講できずに単位が取れなかったこともありました。また、仕事が忙しくて思うように時間が取れないこともありました。でも、その都度、「自分は何をしたいのか」と思い返し、「4年間で卒業する」という当初の目標を確認し直しました。計画通りに進まないことがあっても、目標を達成するために次の年で挽回するんだという気持ちに切り替えて、学修を進めてきました。明確なゴールがある分、何があっても前に進むことができたと思います。人それぞれに様々な状況やスタイルがあり、一概には言えませんが、「目標をもって、それにチャレンジする」ことの大事さは、変わらないと思います。
通信制高校から創大通教を目指そうとしている方たちへアドバイスをお願いします
通信制高校には、様々な環境の中で学ばれている方が多くいます。ですが、そうした状況の中で学ぶということは、価値のあるものだと実感しています。さらにもう一歩高いレベルである大学での学びは、その価値をより高めます。
大学教育を通信で学べるということは素晴らしいことですし、創大通教は、学費の面や教育の質を見ても、本当に学びやすい環境が整っています。仕事をしていたとしても、困難な状況にあるとしても、「もう少し学びたい」という気持ちを少しでも持っているのであれば、創大通教で思う存分、学びへの挑戦ができます。なりたい自分を明確にしてくれる創大通教で、人生を切り開くチャンスに挑戦してもらいたいと思います。
かわむら てるひろ Teruhiro Kawamura
[好きな言葉]
建設は死闘 破壊は一瞬
[性格]
真面目
[趣味]
ゴルフ、ツーリング
[最近読んだ本]
『海賊とよばれた男』 百田 尚樹
[出身地]
兵庫県
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