高校時代から創大通教に入学するまでのことを教えてください
中学3年生の時に体調を崩してしまい、無理なく学修を進めることのできる通信制高校に進学しました。通信制高校には、様々な環境や状況の中で勉強をしている生徒が多く、いろいろな経験や考え方に触れることができ、刺激の多い高校生活でした。また、屋久島でのスクーリングでは、自然学習などもあり、普段は感じられない雄大な自然や固有の植物を体験できたことは新鮮でしたし、全国から集う生徒との出会いは、非常に良い思い出になっています。
高校時代の通信制での学びは、基礎的な知識として大学での学びに大きく役立っていますし、特にレポートを書くということについては、高校でレポートを書く機会が多かった分、基礎が身についていたように思います。
大学への進学にあたっては、体調のこともあり、通信制大学への進学を考えました。教員になりたいという夢があるので、通信制大学で教員免許を取得できる大学として、多くの教員を輩出している実績のある創価大学の通信教育部を選びました。
今は、教員免許の取得を目指して学修をしていますが、授業を受ける中で、教員の責任の重さや業務の大変さを感じています。ですが、大学でスクーリングを受講する際には、一緒に授業を受けている学友に、難しい部分や悩んでいる部分を相談し、話し合い、協力しながら学びを進めていくことができます。優しく、いい人ばかりの学友たちの存在が、大変な中でもスムーズに学修を進めてこられた大きな要因だと感じています。
教員を目指すことになったきっかけは、小学校や中学校での素晴らしい先生方との出会いです。生徒の話をしっかり聞いて、大変な時も寄り添ってくれた先生方の姿を通して、私自身も、親しみやすい、身近に感じてもらえる教師を目指します。
1年次に受講した「共通総合演習」という授業で、「平和」に関するテーマでのグループワークがありました。その時に同じグループになった人たちの中には、実際に原爆を経験された方や、ご主人がベトナム戦争に出征されていた方がいらっしゃいました。私の周りには、戦争を体験した人はいなかったので、実体験を通した貴重なお話を、心震える思いで聞いていました。このような体験ができるのも、幅広い年代が同じ教室で学ぶ創大通教ならではですし、普通の大学生では経験できないことだと感じています。
大学での学修は大変なことも多いですが、創価大学の建学の精神を学べたことや、同じ志を持つ学友との出会いや交流は、学びの大きなモチベーションになっています。特にスクーリングでは、信頼できる素晴らしい友人がたくさんでき、普段、一人で学ぶ中でもお互いに励まし合える存在ができたことは、本当にありがたく思っています。
学修のスケジュールを組むことは必須です。レポートは、提出期限を明確にし、そこから逆算して、この日までに教科書を読む、この日までに情報を集めるなど、やるべきことを細かく区切って学修計画を立てています。スクーリングも同様に、受講日を決めてから、事前のメディア授業視聴などの学修計画を設定しています。あとは、体調と相談しながら学修を進められるように、余裕を持ったスケジュールを立てるようにしています。
あと、メディア授業を受講する際、はじめのうちは、講義の内容をすべてノートに書き留めていましたが、書く量も膨大になり、体力的にも大変でした。そこで、配布される授業資料を印刷し、資料の余白に、重要だと感じるポイントだけを書き込むようにしました。丁寧で優しい先生が多いので、普段の授業は聞き取りやすいように比較的ゆっくり講義をしてくださいます。そこで、メディア授業については、学修の時間効率を考え、1.4倍速で映像を視聴するようにしています。それでもちょうどいいくらいのペースです。
通信制高校から創大通教を目指す後輩たちへアドバイスをお願いします
通教での学びでは、スケジュール管理が大事ということを一番に伝えたいです。あとは、実際の勉強は、私が高校時代に考えていたよりも断然大変でした。甘く見ていると痛い目に遭います(笑)。高校までとは違って、先生が面倒を見てくれるわけではないですし、例えば、試験やスクーリングは忘れずに申し込みをしないと受講できないですし、勉強はもちろん、学修の計画や必要な手続きなどを、すべて自分で考えて管理しないといけないという点は、高校までとは大きく違います。
あとは、スクーリングの時には、たくさん仲間を作って欲しいです。通教では、友達の存在が本当に心強いです。家で一人、勉強をしている時でも友達に相談することができますし、私自身、友達ができたからこそ、楽しい時間を過ごすことができ、一生の思い出ができました。ぜひ、仲間を作って、充実した通教生活を送ってください。
みうら まさえ Masae Miura
[好きな言葉]
I arise (私は奮い立つ)
[性格]
明朗快活
[趣味]
舞台鑑賞
[最近読んだ本]
『明け方の若者たち』 カツセマサヒコ
[出身地]
東京都
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