何よりもまず、コロナ禍でさまざまな制約がある中、職場で、家庭で、そしてまた地域で、さまざまお忙しくされながらも、たゆむことなく勉学の歩みを進めておられる通教生の皆さんに最大の敬意を表したいと思います。
さて、2022 年度の夏期スクーリングは、全面的に対面で実施することを基本方針として具体的に計画することになりました(2022年6月1日現在)。新型コロナウィルス感染拡大のため3年ぶりのことになります。燦々たる夏空のもと、創価大学の広々としたキャンパスで、日本中から、世界各地から集う同学の友と充実した学び合いと触れ合いの思い出を刻んでいただきたいと思います。
ただ、コロナ禍には変わりなく、参加される皆さんにおかれましては、スクーリングへ参加する前から、またスクーリング中も感染予防にくれぐれも留意されますようにお願いいたします。
オンライン授業は、通学のための時間、交通費などのコストを節約できるといったメリットがあります。これについては、春期・秋期、そしてオンデマンドのスクーリングで行われます。夏期スクーリングだけは対面で実施し、入学以来、対面授業の経験が全くない方にそのメリットを体験していただきたいと念願しています。
対面授業には、オンライン授業にはない臨場感があります。あるときは真剣な知的触発があり、またあるときには和気に満ちた雰囲気を体験し共有できます。また、キャンパスに集い時間と空間を共有することで、授業以外でも学生同士、学生と教員とのフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションが取れます。こうした交流を通じて、通信教育で課題となる孤独感を払拭できますし、さらに満足感や達成感を高めていただけるものと思います。
授業以外にも、「オフィスアワー」「レポート作成講義」を始めとする学修支援、またイベントなどを計画しています。これらにも参加され、講師への質問、向学の友と交流する機会にしていただければ幸いです。
さて、2022年は日中国交正常化50周年の節目です。この佳節に、創立者の思想と行動の軌跡を、中国の研究者の新たな視点から学んでいただくことができます。「建学の精神」を学ぶことができる共通科目・大学科目群に、今年度より「人間教育論B」が開講されています(オンデマンドスクーリング)。これは、中国の北京大学や南開大学、湖南師範大学等で行われている「池田大作研究」について、中国各大学の教員がその成果を講義するものであり、創立者の教育主義、文化主義、平和主義、人間主義を探求する内容になっています。「建学の精神」を胸に刻み、創価大学で学ぶ意義に思索を深めていただきたいと念願しております。
最後になりますが、昨年の夏期スクーリングに際して、創立者・池田大作先生は、「打ち続く試練にいや増して燃え上がる“学光スピリット”」「無限の使命と可能性を抱いた“学光王者”」と、われら通教生に大いなる期待と励ましを寄せてくださいました。
暑さ厳しき折、体調管理に留意しながら、皆さんのお一人お一人の人生においてかけがえのない貴重な学びの機会になりますように祈念し、一言ご挨拶に代えさせていただきます。
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新しく学光ポータル「学修支援だより」
が開設されました!
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