「教職への道」
教職キャリアセンター指導講師 杉本 信代
新年度を迎え、いよいよ夏の教員採用試験が迫ってまいりました。皆さん、どのようにお過ごしですか?試験まであと何日?と、少し焦り気味の日々を送っておられるのではないでしょうか。
さあ、落ち着いて、教師になった時の自分を想像してみましょう。
① 子供の前に立って、何を語りたいですか?
② どんなことを大切にしながら、学校生活を過ごしますか?
③ 子供たちを楽しい気分にさせるために、どんなことをしますか?
私は、小学校の担任時代、「その日の日直(男女二人)が決めた遊びをクラスのみんなで遊ぶ」というルールを作り、休み時間はいつも子供たちと一緒に遊んでいました。どの子も、自分が日直になる日を楽しみにしていました。毎日がドラマチックで、毎日がヒヤヒヤドキドキ、本当にかけがえのない時間でした。皆さんにも、ぜひそんな気持ちを味わってもらいたいです。
それでは、自分が受ける自治体の教員採用試験の内容のポイントとスケジュールを確認してみましょう。
- その自治体を志望した理由
- 教師を目指す理由
- 目指す教師像
- 自己アピール
- 自分が取り組んできたこと
- 教師になって活かしたいこと 等々
*「願書」または「面接票」は、必ず、人に見てもらいアドバイスを受けましょう。詳しく書くことが良いわけではありません。実は、ここから試験はスタートしています。
【Point】 願書は、面接の時に自分が答えやすいことを選んで、分かりやすく丁寧に書きます。
- 教職教養
- 一般教養
- 専門教養
- 論作文(自治体によって、2次試験の時に行う場合もある)
*受験する自治体の過去問を解きながら、分析することが重要です。自分の強み・弱みを知りましょう。
【Point】分からないところは、参考書で確認して、全領域をくまなく何回も繰り返す事で知識は身に付きます。
論作文のポイント
- 短時間で出された問題文の分析ができるようにする。
- 問題に正対して、文章構成(序論・本論・結論)をする。
- 説得力のある文章にする。(教育実習での経験、実社会での経験を活かす)
*自分の考えをしっかり語れるように、創価大学教職キャリアセンターの「教採対策講座」の集団討論や個人面接の練習に参加しましょう。
*チャンスがあれば、教育実習でお世話になった管理職の先生方に指導を仰ぎましょう。
【Point】受験をする仲間を作り、自分たちで主体的に練習をして、励まし合いましょう。
合格への道は決して容易ではありません。しかし、採用試験に挑戦する中で、自分自身を見つめることとなり、成長の糧となります。どうぞ、何回でもチャレンジしてほしいと思います。ホームページから教職キャリアセンター相談室の予約をし、指導講師の私達に何でも相談してください。お待ちしております。
最後に創立者の言葉をご紹介します。
大勢の人に尽くす。その人がいちばん偉い。どんな有名人よりも、権力者よりも偉い。
人生の最期に、みんなが「ああ、あの人のおかげで、私は幸せになったんだ。あの人の励ましで、私は立ちあがれたんだ」と、慕って集まってくる。そういう人が、人間としていちばん偉い。そして、いちばん幸福です。
すぎもと のぶよ Nobuyo Sugimoto
教職キャリアセンター指導講師
[ 職 歴 ] 東京都小学校校長
[専門分野] 国語科
[担当科目] 教職概論、教職実践演習
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