文学部人間学科は、本学の建学の精神と文学部の三指針「生命の尊厳の探究者たれ」「人類を結ぶ世界市民たれ」「人間主義の勝利の指導者たれ」を学部教育の理念・目的として、言語・人文・社会にわたる人間の広範な文化活動を深く学び研究することによって、以下のような資質と能力を備えて各界・各分野で本格的に活躍できる創造的人間の育成を目的としています。
創価大学文学部は、以下の3つの教育目標を掲げています。
- 人間と社会と文化に関する基礎的教養と専門的学術を修得し、諸事象を精確に理解し、鑑賞し、評価することができる。
- 的確で豊かな自己表現とコミュニケーションを行うことができる。
- 基礎的・専門的学知に基づいて、新しい知識と表現を創造することができる。
文学部人間学科(通信教育課程)は、本学の建学の精神と文学部の三指針「生命の尊厳の探究者たれ」「人類を結ぶ世界市民たれ」「人間主義の勝利の指導者たれ」を学部教育の理念・目的として、以下に示す知識と技能、思考力・判断力・表現力等の汎用的能力、および世界市民としての資質と自律的学習者の態度を十分に身につけ、別に定める卒業基準を満たした者に学位を授与します。
- 人間と社会と文化に関する基礎的教養と専門的学術を修得し、諸事象を精確に理解し、鑑賞し、評価することができる。
- 的確で豊かな自己表現とコミュニケーションを行うことができる。
- 基礎的・専門的学知に基づいて、新しい知識と表現を創造することができる。
- 論理的に思考し、適切な方法で情報の取得と処理を行い、物事の的確な判断ができる。
- 文化の多様性を尊重しつつ、世界市民として、生命の尊厳と平和を目指すことができる。
- 人間主義の社会に向かって、他者と協力する姿勢やリーダーシップを発揮することができる。
- 学ぶことの意味を理解し、自律的学習者として、目標をもって自己の成長を図ることができる。
すなわち「人間学科」の名称が示すように、幅広い教養と高度の専門性を身につけた創造的人間として、各界・各分野で本格的に活躍できる人間を養成したいと考えています。
文学部は、ディプロマ・ポリシーに示された知識と技能、思考力・判断力・表現力等の汎用的能力、および世界市民としての資質と自律的学修者の態度を十分に身につけ、一人ひとりが将来の夢を実現できるよう、以下の方針によって体系的にカリキュラムを編成しています。
- 文学部では、ディプロマ・ポリシーに示された基礎的・専門的学知の修得ができるように、卒業に必要な単位数124のうち、40単位を共通科目、64単位を専門科目、20単位を自由選択科目で修得することとする。
- 共通科目では、本学の建学の精神を学ぶ「大学科目」4単位(必修科目「自立学習入門」2単位を含む)、世界市民として身につけるべき「言語科目(英語)」4単位、「言語科目(第2外国語)」2単位を修得し、更に幅広い教養を身につけるために「社会分野」「自然分野」の科目群からのそれぞれ8単位の修得が必要となっている。
- 文学部での専門科目の学びの中では、基礎的な教養とともに、高度の専門的学術を修得できるよう、次の4つのメジャーを設けている。①異文化コミュニケーション(日本語)、②哲学・歴史学、③表現文化、④社会学。これらの各専門分野の科目を、各メジャーが示す履修モデルを参考に選択・学修し、定められた単位数を修得すれば当該メジャーの修了を認定する。
- 本学部の各メジャーの専門科目(選択科目)を体系的な学修ができるよう、その専門性の度合いによって「イントロダクトリー」「ベーシック」「アドヴァンスト」の3段階に分けている。そして自分がどのメジャーを専攻するかを意識しながらその方向づけができるよう、1年次から「イントロダクトリー」科目に加え、「ベーシック」科目を多く開講している。また、2年次以降はこれらに加え、「アドヴァンスト」科目を多く開講する。3~4年次に卒業研究(選択必修科目)として、学生は定められた卒業研究(論文の提出または卒業認定試験のいずれかを選択)を履修し、これまでの学修で身につけたアカデミック・スキル、基礎的教養、専門的学術等を総動員し、さらに磨きをかけながら学修に取り組む。卒業研究に合格することが学位授与の条件となっている。こうして、共通科目と合わせて、文学、哲学、歴史、言語、社会、文化などの幅広い分野にわたる基礎的教養とそれらの諸事象を精確に理解し、鑑賞し、評価できる能力を修得できるように各年次に科目を配当している。
- 大学教育を初めて受ける学生には、初年次教育の第1として、「自立学習入門(共通科目)」の履修を通して、論理的思考力をはじめとして大学での学修に必要な基礎的なアカデミック・スキルを修得させ、さらに、広く社会に眼を向けて本学部でどのように学んでいくのか、自身のための履修コースを自ら設計できるように指導する。具体的には、大学での学びの意味を知り、ノートテーキング、情報収集の方法、リーディングとライティング、プレゼンテーションの能力、レポートの作成能力などを身につける。なお「自立学習入門(共通科目)」の学修は、カリキュラム以外の場においても「レポート作成講義」という名称で実施する。具体的には、新入生ガイダンスや科目試験の終了後や、また夏期スクーリング(名称「レポート作成特別講義」)の際に実施する。初年次教育の第2として、「人間学」を開講し、本学科の理念を理解させるとともに、人文系・社会系・言語系(日本語)の3領域にわたる本学科の多様な学問分野を概観しながら、それらが人間研究という共通の幹あるいは根を持つことを理解させ、学生自身にとっての各専門科目の位置づけの明確化と今後の学びの方向づけを促す。初年次教育の第3として、本学部の学問分野の入門科目である「イントロダクトリー」科目の「異文化コミュニケーション入門」「哲学・思想への招待」「世界文学への招待」「表現文化論入門」「歴史学への招待」「現代社会研究への招待」を開講し、今後のより専門的な学びへの導入とする。
- 1年次の「自立学習入門(共通科目)」、また「人間学」をはじめとする「イントロダクトリー」科目から4年次までのさまざまな開講科目において、履修者が、物事の考え方や文化の多様性を尊重し、世界市民として生命の尊厳と平和を志向する態度を身につけ、さらに人間主義の社会に向かって他者と協力する姿勢やリーダーシップを身につけられるよう、学部教育の理念と目的をふまえた授業展開を行う。
- 単位の実質化の観点から、1授業科目について、相当する授業外学習時間を確保できるよう、学修課題を与えている。これらの学修を通して、自らが学ぶことの意味を理解し、自立的学習者として、目標をもって自己の成長を図ることができるようにしている。
文学部人間学科では、建学の精神に基づいて、以下に示すような幅広い教養と高度の専門性を身につけた人材を養成したいと考えています。この目的を理解し、その実現を目指して努力する意欲と志向性をもつ人を幅広く求め、書類審査により選考し受け入れます。
- 人間と社会と文化に関する基礎的教養と専門的学術を修得し、諸事象を精確に理解し、鑑賞し、評価しようとする人。
- 的確で豊かな自己表現とコミュニケーションを行う意欲のある人。
- 基礎的・専門的学知に基づいて、新しい知識と表現を創造することを目指す人。
- 論理的に思考し、適切な方法で情報の取得と処理を行い、物事の的確な判断をするための努力を惜しまない人。
- 文化の多様性を尊重しつつ、世界市民として、生命の尊厳と平和を目指す人。
- 人間主義の社会に向かって、他者と協力する姿勢やリーダーシップを発揮する意欲のある人。
- 学ぶことの意味を理解し、自律的学習者として、目標をもって自己の成長を図ろうとする人。