教育学部 教育学科

「人間主義」に立脚した教育理念をあらゆる分野で体現でき、生涯学習時代の教育のあり方を多面的に理解し、自らのキャリア開発に結びつけていく、教育学と心理学の両面から高い知識、思考を持つ人材の育成をします。

学部長あいさつ

人間教育を体現する教育者に

創価大学教育学部は、創価教育の父・牧口常三郎先生の教育哲学を源流とし、「人間教育の最高学府たれ」という創立者・池田大作先生の建学の精神に基づき、学校教員をはじめ、広く教育活動にかかわる人材を育成しています。本学はこれまで10年以上にわたって、毎年200名を超える教員を世に送り出してきました。その中で、ひときわ大きく貢献してきたのが、通信教育部の卒業生のみなさんです。
現在も日本各地、また世界各国でも多くの方々が、明日の教員をめざして日々学習を続けています。本学の通信教育部には、そうした仲間たちがスクーリングなどで互いに励まし合い、高め合っていくという、ほかでは絶対に得られない強みがあります。仕事をしながらの勉強は大変ですが、ぜひ創価大学通信教育部で学び、通教出身者ならではの、創価の人間教育を体現する教育者になってください。自らを高め、仲間とともに高め合う教育学部で、みなさんも一緒に学びましょう。

教育学部長・教授
富岡 比呂子

教育学部教育学科の概要

教育学部教育学科 紹介映像

カリキュラムの特徴

社会教育士、社会教育主事任用資格について

教育学部教育学科では、2020年度より社会教育主事課程の改正にともない、「社会教育主事任用資格」に加えて「社会教育士」の称号を取得することができるようになりました。

「教育学部で取得できる資格」紹介映像

社会教育士・社会教育主事任用資格について

創価大学通信教育部では、教育学部教育学科に「社会教育に関する科目」を開講しております。教育学科において必要単位を修得し社会教育主事養成課程を修了することにより、「社会教育士(養成課程)」の称号を得ることができます。社会教育士には、養成課程での学修で身につけた社会教育の専門知識を活かして多方面での活躍が期待されています。
また、社会教育主事課程の改正に伴い、すでに「社会教育主事任用資格」を取得されている方については、科目等履修などで新たに4科目を修得することにより、「社会教育士」の称号を取得することができます。

「社会教育士について」紹介映像

「社会教育士」「社会教育主事」とは

「社会教育士」とは、

教育委員会事務局や教育委員会所管の社会教育施設で活動するのみならず、行政の他の部署(福祉、環境、まちづくりなど)やNPO、民間企業等にも所属して、地域社会の多様な分野における学習活動の支援を通じて、人づくりや地域づくりに携わる役割が期待されています。
取得要件を満たすと「社会教育士(養成課程)」を称することができ、履歴書や名刺に「社会教育士(養成課程)」と明記できます。

「社会教育主事」とは、

都道府県および市町村の教育委員会事務局社会教育課および生涯教育センター、社会教育会館、または公民館、青年の家等の社会教育施設において家庭教育、青少年教育、婦人教育、成人教育などの組織的な教育活動に関し、専門的・技術的な助言と指導を行う専門職のことです。
なお、社会教育主事任用資格を取得するためには、養成課程を修了した後に、社会教育主事補などの「社会教育に関係のある事業における業務」に1年以上従事することが必要です。

社会教育士の詳細は、文部科学省ウェブサイトでご覧いただけます。

社会教育実習について

社会教育士、社会教育主事任用資格の取得には「社会教育実習」を行う必要があります。社会教育実習は、学生自身が担当教員や通信教育部事務室と連絡を取りながら、実習先(公民館等の社会教育施設、教育委員会事務局、学習活動を行っているNPO・ボランティア団体等)を開拓・確保して、30時間以上の実習を行うことを原則とします。実習の形態は受入れ先により多岐に渡り、連日実習先に通う場合もあれば週一回くらいのペースで行ったり、中には宿泊を伴うような場合もあります。
社会教育実習の手続き、実習先の確保等については、入学後の社会教育実習ガイダンスで説明します。

教育実習までの流れ
年度 時期 手続き・学修の流れ
実習前年度 3月 社会教育実習 履修登録
実習実施年度 4月 社会教育実習 ガイダンス実施
4月中旬~5月中旬 教育実習先の確保期間
6月~1月 教育実習の実施

「社会教育士」「社会教育主事任用資格」必要単位

「社会教育士」「社会教育主事任用資格」を得るためには、以下の科目・必要単位を修得する必要があります。

法規上の区分 必要単位数 科目名 単位数 履修方法 資格の必修・選択
生涯学習概論 4 生涯学習概論 4 S 必修
社会教育経営論 4 社会教育経営論Ⅰ 2 T 必修
社会教育経営論Ⅱ 2 T 必修
社会教育経営論 4 生涯学習支援論Ⅰ 2 S 必修
生涯学習支援論Ⅱ 2 T 必修
社会教育実習
社会教育実習
社会教育課題研究
4 社会教育演習Ⅰ* 1 S 必修
社会教育実習* 1 S 必修
社会教育演習Ⅱ* 2 S 必修
社会教育特講 8 社会教育特講A 2 T 必修
社会教育特講B 2 S 必修
教育学概論Ⅰ 2 T 選択
教育学概論Ⅱ 2 S 選択
教育心理学Ⅰ 2   選択
教育心理学Ⅱ 2 T 選択
教育行財政学 4 S 選択
道徳教育論 2 T 選択
教育社会学 4 T 選択
発達心理学Ⅰ 2 T 選択
発達心理学Ⅱ 2 T 選択
児童福祉論 2 T 選択
【合計】 24単位修得

*下記の「履修条件について」をご確認ください。

履修条件について

以下の3科目を受講するにあたって、履修条件が設定されています。条件を満たしていない場合は履修することができません。

科目名 1年次入学、再入学、転籍入学 3年次編入学
社会教育演習Ⅰ 履修の前年度までに、「生涯学習概論」を含み、卒業単位24単位以上の修得 編入学年度に「生涯学習概論」を同時履修または単位修得済み
社会教育実習 履修前年度までに「社会教育演習Ⅰ」「社会教育経営論Ⅰ」「社会教育経営論Ⅱ」を含み、卒業単位62単位以上の修得 履修前年度までに「生涯学習概論」「社会教育演習Ⅰ」「社会教育経営論Ⅰ」「社会教育経営論Ⅱ」を含み、卒業単位90単位以上の修得
社会教育演習Ⅱ 履修の前年度までに「生涯学習概論」「社会教育経営論Ⅰ」「社会教育経営論Ⅱ」を含み、卒業単位62単位以上の修得 履修の前年度までに「生涯学習概論」「社会教育経営論Ⅰ」「社会教育経営論Ⅱ」を含み、卒業単位90単位以上の修得

「社会教育主事任用資格」を取得されている方が「社会教育士」を目指すために

社会教育主事課程の改正に伴い、「社会教育主事任用資格」を取得されている方は、「正科生」もしくは「科目等履修生」として、下記4科目を修得することにより、「社会教育士」の称号を取得することができます。WEB科目試験やオンラインでのスクーリング受講で単位修得ができ、創価大学に来られなくても資格取得が可能です。

教育学部卒業(社会教育主事任用資格必要単位を含む) + 下記①~④科目の修得

科目名 単位数 履修方法
①社会教育経営論Ⅰ 2 T
②社会教育経営論Ⅱ 2 T
③生涯学習支援論Ⅰ 2 S
④生涯学習支援論Ⅱ 2 T
「正科生」として「社会教育士」を取得する場合

文学部など、教育学部とは別の学部への3年次編入学を検討されている方も、他学部他学科聴講科目として上記4科目を履修することができ、社会教育士の取得が可能です。

選考料 9,000円
入学金 27,000円
教育費 89,000円
合計 125,000円
2024年度入学 年間諸経費
(例:文学部3年次編入学)

※スクーリング受講料は、別途必要です。

「科目等履修生」として「社会教育士」を取得する場合
選考料 9,000円
登録金 14,000円
教育費 10,000円
科目別履修費 8単位×3,000円
合計 57,000円

社会教育士科目以外にもご興味のある科目を30単位まで履修することが可能です。
※スクーリング受講料は、別途必要です。